テレワークで展くそれぞれの地方創生

〜今再び山形から考える〜

第21回大会実行委員長 松村 茂

(東北芸術工科大学)


2019年度の研究発表大会及び総会を、2019年7月13日(土)、14日(日)の2日間、山形市の山形県郷土館「文翔館」にて開催いたします。(開催日・会場ともに変更になっています。)


第21回大会はテーマを「テレワークで展くそれぞれの地方創生ー今再び山形から考えるー」と設定いたしました。

本年、学会は創立20年を迎えます。山形県は今から25年前地域振興を目的に白鷹町・朝日町・山辺町に専用線を活用したテレワークセンターを開設しました。首都圏のサテライトオフィスと共に地方のテレワークがスタートしました。しかしテレワークセンタ

ーは県内に普及することなく現在に至ります。

その後のテレワークを取り巻く技術の進展はめざましく、学会創立時のテレワークビジョンは実現されてきています。当時のSOHOワーカー・自営型テレワーカーは、フリーランス・副業・移住の増加、またコワーキングスペースの登場で一般的になってきました。今、雇用と自営、都市と地方の境界は容易に越えられ曖昧になったと言えます。学会が標榜するトランスボーダー社会の姿が見えてきたと言えるでしょう。

20周年を迎える本年、地方・大都市を問わずそれぞれが自立する地域を目指し、トランスボーダー社会の次、次の20年、25年の地方創生を今再び議論できる時が到来したと考えます。


初夏の山形はフルーツ王国の名にふさわしく、メロン、スイカ、ブルーベリー、そしてなんと言ってもさくらんぼの季節でもあります。会場の文翔館は大正5年に建てられた英国近世復興様式レンガ造の旧県庁舎と旧県会議事堂で国の重要文化財に指定されています。研究発表会を旧県庁舎で、またシンポジウムは旧県会議場で開催します。

全国の会員のみなさまには山形の歴史、山形の初夏もあわせて楽しんでいただけるのではないかと考えています。

多くのみなさまのご発表、ご参加をお待ちしております。


大会会期:2019年7月13日(土)、7月14日(日)

開催場所:山形県郷土館「文翔館」(山形県山形市)

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